布と群舞と私

デビュー組しか知らない人生を送ってきた、からかどうか分かりませんが。

Jr.特有の大量の人数で一気に踊る「群舞」に全く興味がなく、たまーーーーに見ていた少年倶楽部で群舞が始まっても「こんなに大量にいたら自担探すの大変よねぇ」と空を見つめるように思っておりましたし、関ジュに興味がわいてきた当初も特段何も思わず、728の日の『Can't stop』や『YSSB』も「御本人登場!!」とか「本物踊ってるし横山さん疲れてるし!!」と全く違う視線を送っておりました。

同様に。

衣装の余りある布たちにも熱は低く、まぁ、そんな中でもブイシックス兄さんのスカリミにおけるいのっちの布には多少テンションが上がりましたが、でもこの世の中の「大量の布ついた衣装担」の皆様に比べるとテンション低めでした、
だいごりんが名曲「ダイヤモンドスマイル」の衣装で颯爽とマントを付けて登場した時は「だいごりん、牛と闘うのね」と思ったくらいで。

そんなスペックのアタクシがついに、目覚めました。

「布」と「群舞」と「私」、「俺」と「お前」と「大五郎」。
北島マヤ演じるヘレンケラーが脳内で「ウォーター!!!!」と叫んでいます。
とにかく最高ということにやっと気付けたアタクシ、おめでとうありがとう。

気付きはAぇ! groupのDREAM PAVILION。
曲はエモさ倍増「BIG GAME」。
エモいと言っても後列や端で彼らが踊っていた頃を知らないのでエピだけ知ってるなんちゃってエモなんですけども（てへぺろ）。
とにもかくにも、この曲でのAぇさんたちの気迫がすごい。
先ほども言ったように彼らのバックボーンを知らない私ですら「この人達、かめはめ波的な何かを出してる」と思うくらいぐいぐいと「気」を感じます。
そこで「俺たちが最前で踊ってる」をゴリゴリ感じたのと後ろの関ジュ従え感とその後ろの関ジュが「いつかそこに行くからな!!」の気合せめぎ合い天下一武道会なステージにファーーーっと気持ちが昇天しました。
と同時にヒエラルキーのトップに向かって疾走する彼らに涙さえ浮かんでくる始末。

嗚呼、これが「尊い」なのかしら

この時の衣装がおなじみの黒地金キラキラ衣装なんですけど、Aぇさんの衣装のパターンとして末澤くんにはたっぷりの腰布がデフォじゃないですか。
そのね!腰のね!布がね!!!こじけんの背中をぐるりと回った瞬間、着地した瞬間、ふわーーーっと膨らむその刹那。

美しい……

YouTubeで既に自ら公表されているとおり、末澤くんの身長は163センチ。
180センチ近い巨大メンズ2人が居る中、踊る末澤くんはいつでも目を引き、それを離しません。
その要因のひとつにあの「腰布」があったんですよ!!（多分みんな分かってた）
1年も気が付かないなんて…必死に集めたシールの台紙が去年のヤマザキ春のパン祭りのものだったってくらいアホだわ。

これからはいつでも「群舞」と「布」、バッチコイ。
萌えと昇天の準備は出来ています。

ところで。
アタクシの心に残るもうひとつの「布」。
「今」を歌う濃紺衣装の正門くん。
彼のマントは銀河系で一番大切で意味のある「布」。
だいごりんの時は「牛と闘うの？」って思ったのに（ごめん、だいごりん）。
マントをひらひらさせながら、背中を向けて右へ左へぴょこんぴょこんと跳ねる正門くん…。
その姿をどこかで見せてくださいね。
いつか来るであろうその日のために、徳を積みまくるから（とおいめ）